【エディタ】WindowsでもZedを使いたい

Zedエディタ、最近私がはまってるエディタです。

これ。

zed.dev

かの有名なAtomエディタのクリエイターさん達が開発しているエディタで、Rust製で高速。

高速なのは当然大変ありがたいのだけども、私的には見た目が好みだったので最近はまってる。

そんな最近ドはまり中のZedエディタなんだけども、ひとつだけ個人的難点があって、現在正式にバイナリがサポートされてるのがMacLinuxで、Windowsnot yet availableとのこと。

私は普段MacWindowsの両方を使ってるので、Macを使ってるときは問題ないけど、Windowsでもどうしても使いたくなった。

とういことで今回は、WindowsにZedをインストールしていく過程をメモっていく。

※注意
今回やる手順は、先述のように公式はWindowsの正式版リリースしてないので、ソースからビルドすればWindowsでも動くかもよ、でも何が起きても責任は取らないよ、という類のものです。真似される場合は自己責任でお願いします。

ではやっていく

一応ソースからのビルド手順の参考は以下に書いてくれてるので、こちらの手順を参考にやっていく。

github.com

(1) まずはZedのソースをWindowsにcloneする

好きなディレクトリで以下実行。

$ git clone git@github.com:zed-industries/zed.git

(2) 次にMicrosoftのサイトからビルドツール群をインストールする

Visual Studioからもインストールできるが、今回はVisual Studio自体は使わないので、ビルドツールだけ以下からインストールする。

visualstudio.microsoft.com

(3) 次にWindowsにRustをインストールする

Windows側でZedをビルドするので、RustもWSLではなくWindows側にインストールする。

Rustのインストール方法は色々あるが、今回は以下からインストーラをダウンロードして実行する。

www.rust-lang.org

(4) 次にrustupでwasm toolchainをインストールする

$ rustup target add wasm32-wasi

(5) 次にビルドターゲットをWindowsに設定する

cloneしてたZedプロジェクトの直下にある rust-toolchain.tomlを開くと、target欄にMacLinuxの設定があるので、これをWindowsに書き換える。

rust-toolchain.toml

[toolchain]
channel = "1.80"
profile = "minimal"
components = [ "rustfmt", "clippy" ]
targets = [ "stable-x86_64-pc-windows-msvc" ]

(6) ここまで来たらビルドする

cloneしてたZedのプロジェクト内で以下を実行し、リリースビルドの生成物を作る。

$ cargo build --release

ビルドが上手く成功すれば、target/release配下に zed.exeが出来上がる。

これを実行すると、無事WindowsでZedが起動された。